2011年4月23日土曜日

大槌町災害支援報告③

東梅政昭大槌町副町長(町長代行)に面談した私たちは、町から持ってきた救援物資の目録を手

渡し、またプラザから提供いただいたひょっこりひょうたん島のCD、グッズなどをプレゼントしまし

た。そして井上先生との関係、昨年お会いした際の町長さんとの約束を話し、少しでも大槌町の人

びとの力になりたいと申し出ました。

突然の訪問にも関わらず、東梅副町長には大変喜んでいただくことができました。

大槌町は国内に姉妹都市がないので、ぜひ応援をお願いしたいとのことでした。


東梅副町長と面談















大槌町の現状について聞いてみると、さすがに少し疲れた様子でしたが、今もっとも必要とされてい

ることは仮設住宅の建設と災害ゴミの処理だと、静かに話してくださいました。

また避難所の生活が長くなり、当初のおにぎりと水だけの食事から、野菜や果物などバランスのい

い食事への要求が高まっているため、それにどう対応するかも大きな課題のようでした。

8校あった小中学校のうち6校が被災し建て直す必要があるが、当座は残った学校の体育館を間

仕切りして教室を確保し学校を設置するそうです。


地震と津波で破壊され火災で焼き尽くされた大槌町の市街地

















大槌町では町長をはじめ職員32人が津波に飲み込まれ、残った職員の多くも家族や親族が犠牲

者になっており、少しずつ役場機能を復活させているとはいえ、町としての機能がある程度回復す

るには、まだまだ時間がかかるともおっしゃっていました。

町内を案内してくださった佐々木生涯学習課長はこの1カ月の間に休みをとったのは、4月4日と5

日の二日だけ。残りは車の中で寝泊まりしながら仕事を続けてきた。

「家はすべて流されたけど、幸い家族の命は助かったので幸せな方だ」

と話してくれました。

ひょうたん島のモデル・蓬莱島をバックに佐々木氏から説明を受ける

1 件のコメント:

  1. 副町長も任期切れまぢか、町議会も開催できない
    大槌町の状況報告も必要

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