3人の職員は2カ月の予定で、戸籍や住民台帳の復元など、3月11日の東日本大震災以降、滞っている大槌町の事務を支援する予定です。
派遣される職員は釜石市の宿舎を拠点に大槌町に通うことになります。食事や交通手段も川西町の責任で用意し、大槌町にはいっさい負担をかけないことは言うまでもありません。
大槌町からの支援要請があって以降、山形県や岩手県を通じて調整を進めてきましたが、思っていたより早く要請に応えることができてよかったと思っています。
今日は川西町立中郡小学校の子供たちから、
「大槌町吉里吉里小学校で勉強する子供たちへ届けてください」
と義援金を託されました。
6月3日金曜日 川西町立中郡小学校の子供たちから義捐金を託される |
アルミ缶を集めて換金したお金や小遣い、保護者、先生方の思いがいっぱい詰まった義援金です。
現在、吉里吉里小学校では体育館を区切り三校が仮校舎として使用、都合4校が学習しています。
中郡小104名のメッセージとともに届けたいと思います。
大槌町・吉里吉里小学校の皆さんへ宛てた寄せ書き。 |
ところで職員の派遣に際して、「なぜ川西町から大槌町へ?」という町民の声もありました。
しかし、これまでこのブログで紹介してきたように、故・井上ひさし先生を縁に交流を深めようとした矢先に起きた大震災で大槌町が壊滅的な被害を受けたわけで、それをだまって見ていることはできなかったのです。
こうした私の気持を率直に伝えることで議会もふくめ多くの町民の方から職員の派遣にご理解をいただいたことは、ほんとうにうれしい限りです。
震災直後は川西町も災害協定を結んでいる兵庫県の川西市から深刻な燃料不足の中、タンクローリー1台分のガソリンや軽油、灯油、毛布などの支援物資をいただいています。
また最近は奈良県の川西町から町長がこられ義捐金をいただきました。
これも「全国川西会」という縁があったからこそ、いただけた支援だと思います。
今回の職員派遣を機会に井上先生が結んでくださった大槌町との縁をより深いものにしていければと思っています。
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