2011年9月29日木曜日

今年の生活者大学校のテーマは東日本大震災 大槌町からも講師が

9月は大雨や台風で荒れ気味の天気でした。川西町は、幸い大きな被害を受けることはありませんでした。

しかし東日本大震災の被災地では、洪水や土砂崩れのおそれがあり、仮設住宅から更なる避難生活を強いられた方もおられました。

ようやく町長選挙と町議会議員選挙が実施され復興への本格的なスタートをきった岩手県・大槌町では、台風15号の大雨で土砂崩れのおそれが出てきたため仮設住宅に住む人たちに避難指示が出される事態になりました。

震災から半年が経過し、ようやく仮設住宅での生活がはじまったばかりのところに、さらに避難指示とは。避難を強いられた住民のみなさんの心中を考えると言葉もありません。

川西町は町の職員を大槌町に派遣するなど、これまでも大槌町の復興のお手伝いをしてきましたが、碇川(いかりがわ)豊・新大槌町長とも電話でお話しし、今後もできるだけ復興のお手伝いをしたいとお伝えしました。

こうした行政レベルの協力ももちろん重要ですが、住民同士の連携というか、ともに生きる者同士が、生活者の目線で今回の震災を考え、復興の道筋を話し合っていくことも非常に大事だと思います。

そんなことから川西町は下記の日程で行われる生活者大学校に今年も協賛していきます。

今回は講師として大槌町生涯学習課長の佐々木健さんに来ていただけるということで、被災地の生の声を聞きながら、私も復興の道筋を考えていきたいと思います。



岩手県大槌町生涯学習課長・佐々木健氏。

第24回遅筆堂文庫・生活者大学校

201l年11月l2日(土)~13日(日)

会場:山形県川西町・遅筆堂文庫/川西町農村環境改善センター

テーマ 『吉里吉里人に学ぶ 生産地の再生』
”生活者の視点で自らの暮らしをもう一度見つめなおそう”

井上ひさしの提唱ではじまった遅筆堂文庫生活者大学校は今年で24回目。
今回は、東日本大震災がテーマです。
発生から半年を経過しても、被災者支援が進まず、地域コミュニティ再生の足がかりさえ危うい状況です。
講師には、佐々木健さん、畠山重篤さん、樋口陽一さん、小熊英二さんをお迎えします。
被災地ではいま何を考え、どう未来を見据えているのか。
また、憲法、社会学それぞれの専門的立場からの発言に、参加者の意見を交えてともに考えます。
               '
【講師】
佐々木 健(岩手県・大槌町生涯学習課長) 

畠山 重篤(宮城県気仙沼市・NPO法人森は海の恋人理事長)
小熊英ニ (社会学者・慶應義塾大学教授)
樋口 陽一(憲法学者)

【お問い合わせ‐資料鵬求】      .
●遅筆堂文庫生活者大学校実行委員会事務局

〒999‐0121 山形県東置賜郡川西町大字上小松1037ー1
川西町フレンドリープラザ内
TEL0238-46-3311 FAX0238-46-3313
Mail seikatsusyadaigakkou@gmail.com

★お申し込み方法・カリキュラム・受講料など詳細が決まりましたらお知らせします。はがき又はFAXで住所・氏名・電話番号(FAX番号)をお知らせください。
★これまで受講された方、既に資料請求を行われた方には準備でき次第資料をお届けします。再登録の必要はありません。
主催運営:生活者大学校実行委員会・NPO法人遅筆堂文庫プロジェクト   ‐
協賛:山形県川西町 後援:こまつ座
協力:やまがた里の暮らし推進機構