2011年8月6日土曜日

大槌町に行ってきました③ 派遣した川西町職員を激励

東梅前副町長にお会いした後は、川西町から大槌町へ長期派遣している遠藤隆正君を激励するため、町民課へ。


今回大槌町に行ったメンバーと記念写真


町民課前で遠藤君に話をきく

遠藤君は大槌町の町民課で戸籍係の業務についています。

「電算システムが川西町と同機種なので、仕事はやりやすい」と、遠藤君。

けれど、ようやく死亡の消し込みがはじまったところだということでした。

心配なのは慣れない場所での食事や日常生活ですが、

「毎週末は川西町に帰っていますし、朝、晩、食事はしっかりとっているので大丈夫」とか。

次に大槌小学校の2階にある選挙管理委員会に行き、田中和広君と高橋司君を激励しました。


選挙管理委員会に派遣された高橋君(左端)

田中君(左)も選挙管理委員会の仕事に従事。
「選挙管理委員会には、大槌町の職員はだれもおらず、全くゼロからスタートで、とてもたいへん」

と、口をそろえる。

「選管」は大槌町職員のOB、東京・千代田区からの派遣職員、それに川西町から派遣された二人の寄り合い所帯。

現在大槌町には全国から60名を超える派遣職員がおり、寄り合い所帯は「選管」に限ったことではないのですが、派遣職員の大半が1週間交代という短期派遣。

そのため仕事の引き継ぎもままならず、せっかく派遣された職員が、窓口の案内係や避難所の手伝い、物資調達などに従事していると言います。

せっかくの専門知識やスキルがいかせないのは、もったいないな。そう感じました。

「その点、川西町のように長期派遣してもらえるとほんとうに助かる」

と、大いに感謝されて「選管」をあとにしました。


港近くにがれきがあつめられていた。うしろは「ひょうたん島」

4カ月前にくらべると、町中のがれきはきれいに片付けられていた。
途中に通った釜石市内の方が、片づけが進んでいない印象をうけた。

2011年8月5日金曜日

全頭検査で米沢牛のせりが再開。価格が戻った!

昨日(8月4日)、米沢牛のせりが、3週間ぶりに再開しました。

放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に与えられていた問題が起きて以来、せりをやめていた米沢食肉公社が、山形県の全頭検査を受けて問題ないとされた米沢牛50頭を3週間ぶりにせりにかけました。

結果は、せりを自粛する前の値段を超える高値をつけた牛もでて、値崩れを防ぐことができました。

安全でおいしい米沢牛というブランドを守ることができたことに、米沢牛の肥育農家がたくさんある川西町の町長として、ほっと胸をなでおろしています。

震災以降、あまりいいことがなかったなかで、久しぶりの朗報といえるでしょう。

宮城、福島、岩手、栃木の4県の肉牛が出荷停止になる中、先手をうって、せりの自粛と全頭検査を打ち出したことが、米沢牛のブランドを守ったわけです。

米沢食肉公社でせりがはじまった。読売新聞より