2011年7月26日火曜日

大槌町に行ってきました② 東梅前副町長に義捐金を手渡す

吉里吉里小学校の次に向かったのは、大槌小学校のグランドに仮設された大槌町役場の総務課。

大槌小学校のグランドに仮設された町役場


現大槌町町長職務代理の平野課長は、この日行われた震災後4カ月の合同法要に出掛けて不在でした。

替わりに、震災後6月まで「職務代理」として大槌町復興の指揮をとってこられた東梅前副町長が出迎えてくださり、川西町が集めた義捐金を受け取ってくださった。

東梅前副町長(現参与)に川西町で集まった義捐金を手渡す


因みに我々が当日もっていった義捐金は、町から10万円、町管理職から25万円、商工会20万円、イベントで集まった義捐金約20万円でした。

その後、東梅前副町長から大槌町の復興のようすを伺い、役場の機能も動き出していると感じました。

町民向けの案内板。手作りだが確実に業務が動き出していることを感じさせる

当面の課題として東梅前副町長は、「役場をどこに建てるか。学校をどうするか。そもそも大槌町の中心をどこにするのかが大きな検討課題だ」と、話しておられた。

また「さきほど県(岩手県)の副知事がきて『大槌の復興が遅れている。急ぐように』といわれたが、そう簡単なものではない。いまは8月28日に決まった町長選と町議選の準備をしっかりやることと、復興計画策定の検討会を粛々とすすめていく」とのことでした。
川西町から今回大槌を訪れたメンバーと東梅前副町長

大槌町にいってきました① 最初に吉里吉里小学校を訪問

7月11日と12日の2日間、川西町から大槌町への義捐金を届けに大槌町へ行ってきました。

今回は川西町議会の正副議長、総務文教常任委員長、産業厚生常任委員長にも足を運んでもらい、大槌町の被害の実態と、復興に向けて大槌町の皆さんが努力されている様子を実際に見ていただきました。

最初に訪ねたのは大槌町の東部にある吉里吉里小学校でした。

吉里吉里小学校
高台にある吉里吉里小学校は津波の被害をほとんど受けず、子どもたちも全員無事でした。

学校の様子を伺った同校の佐藤校長は、

「今回の地震と津波で、子どもたちがひとりも犠牲にならなかったことが何よりでした。毎日、子どもたちの笑顔と元気なようすに、おとなたちが救われています」

と、話された。


吉里吉里小学校には、同町で津波の被害を受けた三つの小学校が移ってきており、体育館や特別教室を利用して運営されています。

体育館を見学させてもらうと、内部は間仕切りされて教室として使用されていて、子どもたちの元気な声が響いていた。

その様子を見ながら、教育の原点を考えさせられました。

体育館には、もちろん冷房はなく、ようやく扇風機が入ったところで、佐藤校長は、

「これで少し暑さがしのげれば」

と話しておられました。

吉里吉里小学校の体育館は間仕切りで教室に

吉里吉里小学校では、8月13日に吉里吉里小学校で行われるキリキリマルシェを主催する碇川ちふゆさんにお会いしました。

キリキリマルシェを主催する碇川さんと
キリキリマルシェについてはこのブログでも紹介していますが、こうした若い人たちが大槌町の復興に向けて動き出すことが何より大切だと思います。

碇川さんによれば「資金面がなかなか、たいへんです。町の商工会や役場とも、やってコンタクトがとれたばかり」とのこと。

ぜひ多くのみなさんの支援を呼びかけたいものです。

2011年7月10日日曜日

8月13日 岩手県大槌町吉里吉里で「キリキリマルシェ」開催

明日11日は東日本大震災から4カ月目にあたります。

これを機に私は再び岩手県・大槌町の皆さんを激励に行きますが、その直前になって「キリキリマルシェ」開催のニュースが飛び込んできました。

キリキリマルシェは「この震災により壊滅してしまった大槌町の皆様に楽しんでいただけるよう、様々なものを組み合わせた」市場のようなものだそうです。(キリキリマルシェ出店要綱より)

ちょうど旧盆にあたる8月13日(土)に吉里吉里小学校の校庭で行われるキリキリマルシェ。

野菜屋さんや魚屋さん、手作りのお菓子の店などが、吉里吉里小学校の校庭並ぶ様子が目に浮かびます。

「内陸をはじめ、県外の皆様にも足を運んでいただき、大槌町のものを食べていただき、良さを知っていただけたらと思います」とはキリキリマルシェを担当する碇川ちふゆさんの言葉です。

このキリキリマルシェの話を教えてくれたのは、キリキリマルシェ スタッフの金谷竜祐さんです。

彼は現在川西町のお隣の米沢市に住んでいます。

専門学校で吉里吉里の人たちと知り合い、今回の東日本大震災で大きな被害を受けた大槌の人たちのために何かできないかという想いから、この企画の運営に参加したということです。

彼は、実は私の遠縁にあたります。

そんな縁もあり、キリキリマルシェが成功するよう応援したいと思います。

キリキリマルシェに興味を持たれた方はリンクをはっておきましたのでホームページを参照してください。